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入社後数年でオペレーターの経験を生かして分析装置開発に協力。
大同特殊鋼株式会社にオペレーターとして入社し、今は当社に出向しています。高校で就職先を探しているときに、入社後の1年間、しっかりと技術を学ぶ環境が用意されていることを知り、入社を決めました。配属後、最初の3年間は成分分析、その後は表面分析装置のオペレーターをしています。2004年に新しい分析装置を導入した際には、メーカーが新規開発したものであったため、使用する側の目線での協力を依頼されたことがありました。実際に分析作業をしながら、「こういうデータが出るのはおかしい」など、意見をメーカーに伝え、開発、改良に携わりました。そのときに、装置のことはかなり勉強しましたね。メーカーに教わることも多く、今もその経験、知識は役立っています。
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製品の品質を見極める素材の表面や内部の分析オペレーション。
お客様から依頼があった素材、試料の表面や内部の状態を電子顕微鏡やX線などを活用して分析・解析していきます。主に担当している表面分析では、試料の断面ごとの成分比率がわかるので、その素材にムラがあるのか、それとも均一になっているのかを判断できます。分析結果は直接依頼主に報告することが多く、そこで「ありがとう」と言われたり感謝されたりすると、やはり気分はいいですね。また、分析装置のオペレーションを担当しながら、今はグループ長、工長としてメンバーをまとめる役割も担っているので、メンバーに声がけをするなど、働きやすい環境づくりにも力を入れています。
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分析・解析データで製品開発を支え安全な社会づくりに貢献。
私たちが分析を依頼されるものは鋼材が多いのですが、鋼はその構成成分にムラがあると、そこから割れたり、折れたりする危険性があります。自動車をはじめとした乗り物や建物、さまざまな機械など、私たちの生活に欠かせないものに使用されているので、耐久性や強さが求められます。自分たちが分析したデータは、その製品を保証したり、改良すべき点を見つけたりすることにつながり、安全なものを世の中に送り出す一助を担っています。責任は大きく大変ではありますが、そのことを誇りに思っています。当社の経営理念は「分析・解析・評価を通じた課題解決で様々な製品開発に貢献します」です。まさに分析・解析から導いたデータで社会に貢献できるというところにやりがいを感じます。
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グループ企業として親会社に準じた規程で福利厚生なども充実。
当社は大同特殊鋼のグループ企業なので、会社の規程が親会社のそれに準じており、大企業で働く環境とほぼ同じです。そのため、安心して働くことができるのがいいですね。福利厚生もしっかりしていて、住宅手当はじめいろいろな手当も充実しています。また、休暇も取りやすいと思います。男性の育児休暇も最近加わりました。祝日は出勤になるのですが、その代わり月に一度、金曜日に休みがかかる3連休が必ずあります。仕事以外でやりたいことがあっても、時間を有効に使えると思います。人間関係も良いので、働きやすい職場です。
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オペレーターとして今の仕事を極めながら仕事の幅を広げたい。
仕事における分析の精度はもちろんですが、スピード感も大切にしています。依頼者が急いでほしいというときには、できるだけ応えられるように努めています。信用に関わることですから、これからもそこは大切にしながら仕事をしていきたいですね。そして、今までの知見を生かしながら、自分の仕事をしっかり頑張りたいと思っています。当社はオペレーターとスタッフというように職種が分かれているので、チャンスがあれば、スタッフとして仕事をしてみたいという希望もあります。また、依頼主、グループ内、関係部署などとの関係も大切ですので、コミュニケーションを積極的に取るなど、良い関係を保てるように心がけながら仕事を進めています。
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