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企業における研究職に憧れ、見学会で話をした先輩方の働き方に魅力を感じて入社。
大学院では生命科学・化学専攻で有機合成の研究室に在籍していました。また、研究だけではなくバスケットボールのサークルにも所属し、充実した学生時代を過ごせたと思っています。卒業後のことを考える時期となり、そのまま研究を続けることも考えたのですが、企業における研究職や品質保証分野の仕事にも興味があったので就職活動を始め、業界は絞らずに製造業を受けていきました。その中で当社は会社見学時に同年代の先輩たちと座談会で話をする機会があり、職場の雰囲気がよく、分析の仕事を楽しそうにされていたことが印象に残り、大学や大学院の隣の県で馴染みのある地域だったこともあり入社を決めました。
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繊細な素材の成分検査。安定した結果を求めて分析方法、手順を検討。
大同特殊鋼株式会社からの鉄鋼素材の成分分析依頼が多く、通常扱っている素材については問題なく引き受けるのですが、他のお客様からの依頼を含め、中には測定が可能なのか不可能なのか判断に迷うものもあります。そのような素材に対しての問合せの対応や、分析方法の検討などを主に担当しています。
また、成分分析をする装置は長い間使用していくと更新が必要になるので、どのメーカーの分析装置を導入するかの検討も任されています。メーカーに出向き、装置を見せてもらい、実際に分析をさせてもらってデータを持ち帰り、社内のスタッフに結果を報告し、選定を進めています。
そのほかにもさまざまな分析方法の検討やそれらを誰でもわかるように文章化するなど、いい状態で分析ができる環境を整える仕事が多いですね。 -
不可能な分析を可能に。素材を保証する結果が新しい製品を世の中へ。
社内では多くの分析を行なっていますが、分析方法の検討をしている私のところには新しい素材も多く持ち込まれます。成分分析の実績がない素材に関しては断ることもあるのですが、あるとき、お客様から依頼がきた素材は、まさに成分分析の実績がないもので、しかもそれは、お客さまが今後メインでの扱いを検討されているものでした。これは何とか成分を分析して結果を出さなければと身の引き締まる思いでした。いくつもサンプルを用意してもらって、分析装置に入るようにサンプルを自分で研磨して何回も分析を試みました。分析にはさまざまな条件も必要になってくるのですが、それらも検討を重ねました。ようやく安定した数値が出て、お客様にも納得してもらうことができたときは嬉しかったですね。自分の行った成分分析がその新しい製品の保証となって世に出ることになる、それには感慨深いものがあります。
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1人1テーマ早くから担当を持って仕事を遂行。
私は分析装置の管理や分析方法の検討を担当してきましたが、スタッフ入社した者は、早い段階から1人1テーマを持たせてもらっています。これはやりがいにつながりますし、またテーマに沿って、自分が主体となって仕事を進めることもできます。頑張るところは頑張り、休みを取りたいときは周りと調整して休みを取ることも可能なので、働きやすいと思います。また、何より人間関係が良好です。仕事でわからないことは先輩や上司に聞きやすいですし、ちょっとした困りごとも相談しやすいですね。残業も少なく、休暇はしっかり取れるのでプライベートも充実しています。
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自らの知識を増やし分析方法の検討を進め分析範囲を広げていきたい。
分析装置のセミナーへの参加など、勉強の機会もいただけるので、まず、自分の担当する分析範囲についての知識をしっかり身につけて、当社の装置での応用を図り、測定、分析できるものを増やしていきたいと思っています。また、より多くの社員が適切な分析ができるように、分析基準、分析手順を文面で残し、分析方法の標準化も進めていきたいですね。それによって、さまざまな依頼にも応えられるように分析範囲を増やせればと思っています。
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